電話の仕組みと歴史から紐解く〜電話のUX〜

電話の仕組みと歴史から紐解く〜電話のUX〜

こんにちは、名古屋から新しいUI/UXを発信している企業RAKUDOです。

主な連絡手段として世界中で普及している電話。

日常生活やビジネスシーンで欠かせない電話ですが、誕生してから現在に至るまで様々な変化を遂げてきました。現代に生きるみなさんが使っている電話は固定電話や携帯電話、LINEやSkypeなどのインターネット回線を使用した電話が主ではないでしょうか?

今回は、電話の歴史やその仕組み、電話のUX(※)について紹介します。

※UX:User Experience(ユーザーエクスペリエンス)。人(ユーザー)がモノやサービスを通じて得られる体験や経験。

電話の仕組みと歴史、UX

電話の歴史を振り返った時に、私たちは電話の仕組みやUXといった側面から大きく4つの時代に分類しました。

①人がつないでいた電話

  

(引用:Wikipedia「交換手」)

開発当初の電話の仕組みは、今の電話のように自動的につながるものではなく、中央にある交換局の交換手が相手との電話線を手動でつなげていました。電話のサービスは明治時代に始まっていますが、この電話交換手は当時は最先端の仕事であり、人気の職業でもありました。

上の図でも分かる通り、多くの電話機をつなげることを考えると、この交換局の仕組みは画期的なものでした。

(引用:https://www.postalmuseum.jp/column/collection/delvillewalltelephone.html)

この時代の電話機にはまだダイヤルやボタンはついておらず、電話をかけるには、ユーザーはまず電話機についているハンドル(上記写真では電話機の右側についてます)を回して電話交換手を呼び出し、交換手につないでほしい電話番号を口頭で伝える必要がありました。すると、交換手が手動で交換機の線でつないで、相手との通話ができるようになります

②電話交換の自動化(アナログ回線)

開発当初は電話交換手という職業があり交換局で手動で電話線をつないでいましたが、電話サービスの加入者数や利用回数が増えると、手動での取り次ぎが間に合わなくなり自動化が進みました

しかし、自動化はすぐにうまく行ったわけではありません。ここでは詳細な説明は割愛させていただきますが、ステップ・バイ・ステップ交換機やクロスバ交換機というシステムを導入して徐々にブラッシュアップされていきました。

この頃の電話機はアナログ回線を使用しており、電話機には上の画像のようなダイヤル式やプッシュ式があります。このあたりの電話機は見覚えがある方も多いのではないでしょうか?

アナログ回線は音声を直接銅線に乗せて相手に伝達しているため、銅線の距離が長くなればなるほど信号が弱くなってしまうというデメリットがありました。またセキュリティ面では、音声をそのまま送っているため銅線のどこかで盗聴しようと思えば簡単にできてしまうというデメリットがあります。

電話を使用するユーザーとしては、ダイヤルを回したりボタンを押すことに多少の手間がかかりますが、電話交換の自動化が進んだことで交換手とのやりとりが省略され、スムーズに相手と通話ができるようになりました。

③デジタル回線

デジタル回線とは、デジタル信号を用いてデータのやり取りをする回線のことです。アナログ回線には音質やセキュリティ面でデメリットがありましたが、音声をデジタル信号である電気信号に変換して伝達することで、アナログ回線に比べて雑音が入りにくく、音声がクリアに聞こえるようになりました。

デジタル回線とアナログ回線はデータの変換方式が違うだけで、回線そのものは同じ銅線を使用しています。そのため電話機本体の変化はありませんが、デジタル回線の普及により音質が向上したり、一本の銅線で二回線使えるようになったりと、電話の質が向上しました。

④インターネット回線を使用した電話

その後、インターネットの登場により、今までとは全く異なった仕組みの電話が普及します。

従来の電話の仕組みは、中心に交換局があり、電話機同士を手動または自動で銅線でつないでいました。一方で、IP電話と呼ばれるインターネット回線を使用した電話では、中央の交換局は存在せず、世界中に張り巡らされたネットワークを使用して電話を行うようになりました。

インターネットの開発当初はテキストの送信が主な機能であり、大きな容量が必要となる電話はできないと考えられていました。しかし、パケット通信というデータを小さく分割して送信する技術が進歩してパケットが大きくなったことで、音声の送信が可能になりました。

インターネット回線を使用した電話では、シグナリングサーバーが電話の発信者と受信者の間に任意のルーターを経由した回線をひとつ作り、その回線を音声データの入ったパケットが経由して相手へ音声を届けています。

従来の電話であれば、中心の交換局が故障すると全ての電話サービスがストップしてしまいますが、インターネット回線を使用した電話では、どこかのルーターが故障した場合でも他のルーターで代用できるため壊れにくいという特徴があります。すなわち、地震などの災害が起こった場合は、固定電話は使えなくなっても、LINEやSkypeなどインターネット回線を使用した電話は使えるということが起こります。

また、インターネットでは音声だけではなくテキストや画像、映像なども送信することができるため、電話に様々な機能を追加することも可能です。実際にzoomなどのアプリを用いたテレビ会議はビジネスシーンでも主流になっており、電話をしながら自分のPCの画面を共有したり、データを送ったりしているのではないでしょうか?これによりユーザーは、言葉だけでは伝えにくい事柄も様々な方法で相手に伝えることができるようになりました。

これからの電話のUX

同じように通話を目的としている電話でも、固定電話とインターネット電話では仕組みやUXは全く異なります。特にインターネット回線を使用した電話では新しい機能を追加しやすいことも大きな特徴のひとつです。

例えば、AIスピーカーに「〇〇さんに電話をかけて」と言うと自動的に電話をかけてくれる機能がすでにありますが、これは、UXという面で見ると、仕組みは異なりますがAIが昔の電話交換手のような働きをしているとも言えます。このように、技術の進歩によりあらゆる分野で自動化が進んでいますが、間に人間がいた方が実際は便利だった、ということが時折あります。現代では、その間にいた人間がAIに置きかわりつつあります。AIは特定の仕事であれば時に人間同様、または人間以上の能力を発揮するのです。

また、VRと電話を組み合わせると、実際に隣にいるかのように相手と会話ができるようになったり、3Dデータを送信して相手がそれを3Dプリンターで出力することで、実際に手に取れる物を共有することも当たり前になるかもしれません。そうなると、営業などで実際のものを相手に見せたい場合、物を持って直接会いに行く以外の方法もありそうですよね。

電話というところから話が広がりましたが、そもそも電話は約150年前に誕生し、ここまでの進化を遂げてきました。今回の記事で紹介したように、今まで電話の仕組みやUXが変化してきたように、これからも変化していきます。現段階で便利だと思っているアプリや機能も、もっと使いやすくいものになっていくのです。変化を楽しみ、いつまでも新しい可能性に思いを馳せていたいですね!

そして、業務で何か困っていることや、こんなことができたらもっと便利なのに、、、と思うことがあればお気軽にご相談ください。私たちはAIやVRなど様々な技術の組み合わせを得意としています。現状の運用方法や課題、予算から、最適な方法をご提案いたします!


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