今回はIBM WatsonのWatson Assistant(会話エンジン)で3Dキャラクターに表情や動きなどのアニメーションを設定する方法をご紹介します。
アニメーションさえあれば、Watsonの設定はとっても簡単にできますよ!
アニメーションの作成方法
3DコンピュータグラフィックソフトのMAYAでキャラクターにアニメーションを付けます。
キャラクターのモデリングデータにコントロールリグというものを入れて、そのリグを少しずつ動かしてキャラクターを動かしていきます。
※リグは人間で言うと、骨に当たるものです。
ここでは詳細なアニメーションの作成方法は割愛させていただきます。
Watson Assistantにアニメーションを設定する
この記事では、ベースとなるダイアログ(会話のシナリオ)が作成されている場合を想定して説明します。
▼Wartson Assistantの初期設定や簡単なダイアログの作成方法についてはこちらの記事をご参照ください。
【画像付き】IBM Watson / Watson Assistantの設定
アニメーションを設定するためには、ダイアログのThen respond withのテキストに記載されている文章(ここでは、株式会社RAKUDOは〜〜〜)の前に |animation next=”○◯”| と記載します。
※ ○◯の部分には作成したアニメーションの名前が入ります。(ここでは、アニメーションの名前はHello)
現在利用可能なアニメーション名は以下の通りです
RAKUDOちゃんのみ利用することができます
- Hello
- Idle1
- Idle2
- Nod
- Taiki1
- Taiki2
- Thinking
これだけでアニメーションの設定は完了です!
動きのイメージ
実際にキャラクターが動いている場面を見てみましょう。
専用アプリ上でキャラクターが動いている様子をスクリーンショットで撮影し、GIFアニメーションを作成しました。
※GIFアニメーションの性質上、動きがカクカクしていますが、本来はスムーズに動いています。
おわりに
この機能を使えば、好きなタイミングで3Dキャラクターにアニメーションを設定することができます。
キャラクターと会話をする際には会話の内容だけではなく、動き(アニメーション)にも注目です!
▼お問い合わせはこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【株式会社RAKUDO】
下記の事業を中心に行なっている名古屋の企業です。
●エンタメ系や製造業の方に向けたVR/AR/MR開発
●モーショントラッキングのデータ作成サービス
●AI開発が楽になるプラットフォーム「AI interface」
お困りのことがあれば些細なことでもお気軽にご連絡ください。
一緒にアイディアを形にしましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー