前回は3D CADソフト「Fusion360」のインストールからモデリングまでを行いました。
▼前回の記事はこちら
【初心者向け】Fusion360のインストールから簡単なモデリングまで
今回はモデリングしたデータを「Form2」という3Dプリンターで出力してみたいと思います。
▼Form2の特徴や詳細についての記事はこちら
3Dプリンター「Form 2」まとめ
3D CADソフト「Fusion360」の操作
①画面左上が「モデル」になっていることを確認する。
②メイク – 3Dプリントを選択する。
③画面右側のプリントユーティリティを「PreForm」に設定する。
「PreForm」をパソコンにダウンロードする
モデリングしたものを実際に3Dプリンターで出力する前に、モデリングした3Dデータにサポート材をつけます。
そのためには、別のソフトをインストールする必要があります。
Form2のメーカーFormlabsが提供しているソフトウェア「PreForm」をこちらからダウンロードしてください。
出力したいデータを選択し、サポート材をつける。
パソコンと3Dプリンターが同様のWi-Fiに接続していることを確認。
Fusion360でモデリングしたデータをWi-Fi経由でパソコンからForm2に送信する。
3Dプリンター「Form2」の操作
①レジンカートリッジ、レジンタンクをセッティングする。
②タッチパネルを操作し、Form2で出力したいデータを選択する。
〜「Print Now」ボタンを押し、待つこと約1時間〜
③ボックスを開けるとプラットホームに逆さに出力されています!
出力後の処理
①Form2からプラットホームを取り外す。
②出来上がった造形物をヘラで剥がし、エタノールに20分間つける。
※この時、ヘラでプラットホームを傷つけてしまうと今後の出力の際に失敗しやすくなるため注意してください。
〜20分後〜
③エタノールから取り出し約半日乾燥させる。
陽の当たるところに置いておいたり、紫外線に当てると早く固まります。
④サポート材を外す。
レジンが十分に固まっていれば、簡単に手でパキッと折れます。
手では折れにくい場合やサポート材を取り除きにくい場合はペンチなどを使用して切断しましょう。
⑤やすりで表面を滑らかにする。
⑥完成!!
ちなみに…
実は、Form2での出力は1回目は失敗しています。
失敗作はこちら↓
失敗した原因で考えられることは、
・リング部分のサポート材が少なく、リングが途中で切れてしまった
・ローマ字の部分(MとO)の部分にサポート材が付いていなかった
が挙げられます。
そのため、2回目では造形物を上下逆さまにしてローマ字の上方にしっかりとサポート材がつくように、
また、リングの部分にも十分にサポート材がつくように配置しました。
これで見事に出力は成功!
3Dプリンターでの出力の精度は細かな配慮によって大きく変わってきます。
試行錯誤をして経験を積むことが重要ですね!
終わりに
3Dプリンターの普及により「ものづくり」はより身近な存在になってきているのではないでしょうか。
まだまだ専門的な知識が必要な部分がたくさんありますが、自分の頭の中のイメージを形にできるということはとてもワクワクしますね!
弊社では様々な「ものづくり」をしている方に向けて、3Dプリンターを使用した造形サービスを行なっています。
何か作りたいものがある場合は、3Dプリンターでのデータ出力はもちろん、造形物の構想から3D CADでのデータ作成などもお手伝いさせていただきます。
また、3Dプリンターの購入を検討している場合は、お客様に最適な3Dプリンターはどれか、コンサルタントも実施しています。
何か困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。
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