AppleはARに注力する!?ARの最新技術紹介

AppleはARに注力する!?ARの最新技術紹介

最近VRやAR、MR(総称XR)という言葉をよく耳にするようになりました。
これらの言葉を全く聞いたことがないという人は少ないのではないでしょうか?

2020年より5Gが導入されることもあり、XRはより身近なものになることが予想されます。

▼XRについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
【総称XR】VR・AR・MRの違いとは?

AppleとARについて

多くの企業がVRやAR、MRの開発に取り組んでいますが、AppleのCEOであるTim Cookは以前より「AppleはARに注力する」と発言しています。iOS 11からは「ARKit」というフレームワークを発表し、アプリ開発者がAR技術を使いやすい環境を整えてきました。

また、2019年6月に行われたApple社の開発者向けカンファレンス「WWDC19」ではAR分野としては3つの新技術が発表されました。それぞれの技術について、順番に紹介していきます。

ARKit3とは

ARKit3
ARKitは、AppleがiOS端末でAR機能を実現するために開発者向けに提供しているものです。ARKitを使用することで特別なデバイスがなくても、iPhoneとiPadの単眼カメラを使って手軽にARアプリを使用できます

ARKit2からARKit3にバージョンアップしたことで新たに追加された機能があります。その中でも代表的な2つの機能について紹介します。

・People Occlusion(ピープルオクルージョン)

これは、ARのCGが現実の人の後ろにあるような表現ができる機能です。

従来のARコンテンツでは下の画像の様に、表示するCGオブジェクト(この場合、エスプレッソマシーン)が画面の最前面に配置されています。これでは手前の人によって隠れるべきエスプレッソマシンの一部が隠れておらず、手前の人を突き抜けてしまっており不自然な状態になっています。

People Occlusionなし

それが、People Occlusionを使うとどうでしょうか。下の画像では、手前にいる人にCGオブジェクトが隠れており、前後関係が正しく見えるようになります。
People Occlusionあり

一見すると当たり前のことですが、今までのAR技術で実現するのはとても難しいことでした。People Occlusionの機能により、今まで以上に現実世界とARとの違和感が無くなり、より臨場感のある表現が可能になります。

・Motion Capture(モーションキャプチャー)

モーションキャプチャーとは、1つのカメラを使って人の動きをキャプチャする機能です。

画像認識で骨格や関節を認識し、人の動きをARシーンへの入力として使用することで、3Dのバーチャルキャラクターに人の動きをリアルタイムで反映させることができます。

Motion Capture

従来のモーションキャプチャーはスタジオに複数の専用カメラを設置して人の動きを認識したり、モーションキャプチャー 用の特別なスーツを着て人の動きを認識するものが主流でした。これらには大掛かりな機材や、専用の高価な機材を準備する必要がありましたが、ARKit3のモーションキャプチャーの機能を使えば、iPhone・iPadのカメラで簡単にモーションキャプチャーを行うことができます。

※参考:Introducing ARKit 3 ※その他の新機能については公式HPをご覧ください。

Reality Composerとは

Reality Composer

Reality Composerを使用することで、前述のARKitで表示するためのARコンテンツを制作することができます。

すなわち、Reality ComposerとはARのプロトタイプやコンテンツの制作を誰でも簡単に行うことができるアプリです。マウスや指を使って直感的に操作することができ、制作したコンテンツはXcodeを使用してAppに組み込んだり、AR Quick Lookにエクスポートしたりできます。

Reality ComposerはXcodeに同梱されており、かつiOS Appでもあるため、iPhoneまたはiPad上だけでAR体験を構築、テスト、チューニング、シミュレートすることができます。さらに、Reality ComposerはiOS・iPadOS・macOS向けに無償で提供されており、誰でも使用することができます。

RealityKitとは

RealityKit
Reality Kitは、ARKit3とReality Composerを結合するためのフレームワークです。

Reality Kitを使用することで、3DモデリングやUnityなどの知識がなくても、AR用のデータを写真のようにリアルにレンダリングすることが可能です。高性能なレンダリングにより、ARコンテンツと現実世界をほとんど区別できないようにします。また、Appleが推進する開発言語「Swift」用のAPIも用意されます。

AppleとARのこれから

Tim Cookの「AppleはARに注力する」との発言通り、今後もAR開発を進めていくことが予想されますが、様々な企業がARデバイスを発売している中、AppleはARデバイス開発について公式な発表を行っていません。

しかし、AR/VRに関連する特許は数多く取得しており、複数のメディアでは2022年に新型VR/ARヘッドセット発売、2023年に新型ARグラス発売という説も浮上しています。

不明な点が多く詳細については言及できませんが、Appleのこれからの動向に注目ですね!


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