スペックを教えて!6種類のAR / MRグラス徹底比較

スペックを教えて!6種類のAR / MRグラス徹底比較

こんにちは。名古屋のベンチャー企業 株式会社RAKUDOです。

最近、AR/MRグラスやスマートグラスを業務で活用する企業が増えてきており、徐々に認知度が高まっている印象があります。
しかし、それぞれのAR/MRグラスのスペック等の詳細について、じっくりと比較したことがある人は少ないのではないでしょうか?

本記事では、話題のAR/MRグラス6種類のスペックや価格などを表でまとめました。

※情報が公開され次第、随時更新していきます。

はじめに

AR/MRグラスとは、周辺の環境を認識する機能があるメガネ型のデバイスです。現実空間にある壁や床などをカメラやセンサーで認識し、デジタル情報を重ねて表示します。そのため、机を認識して机の上に実際には存在しない物を置いたり、壁を認識して壁に合わせてデジタル情報を反映させることができます。

AR/MRグラス使用中の様子(イメージ画像引用:Best Crowdfunding Projects by Jellopチャンネル)

「AR/MRグラス」と混同しやすいものに「スマートグラス」があります。

2つの大きな違いは空間を認識する機能があるか、ないかです。

▼2つの違いについては、こちらの記事にまとめました。
似ているようで違う?「AR/MRグラス」と「スマートグラス」

この記事では空間を認識する機能が備わっている、「AR・MRグラス」に絞って紹介させていただきます。

MRグラスの先駆者!「HoloLens」

HoloLens (画像:弊社の窓際で撮影)

Hololendsはパソコンやスマートフォンなどのデバイスへの接続なしで専用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着するだけで利用が可能です。視界がそのままディスプレイになり、アプリを手の動きや音声で操作します。ARメガネの中でもかなり知名度が高く、自動車などの製造業や建築業界、教育分野など、すでに様々な現場で活用されています。

HoloLens
開発製造  Microsoft
無線LAN Wi-Fi 802.11ac
Bluetooth  Bluetooth 4.0 LE
接続(電源)  2.5A/5.2V
CPU Intel 32 bit architecture
(インテルのAtomプロセッサーに独自の「HPU」 と呼ばれる
空間認識用プロセッサーを組み合わせている)
GPU Custom built Microsoft Holographic Processing Unit(HPU 1.0)
メモリ  2GB
ストレージ  64GB
OS Windows 10
バッテリー  2~3時間の連続使用可能
最大待機時間2週間
充電しながらの動作も可能
放熱ファンなし
視野角  40度
解像度 視野角1度あたり23ピクセル
重量  579g
付属品 ヘッドセットのみ
価格 33万8,000円
発売日 2016年3月に発売

産業向けにレベルアップ!「HoloLens 2」

HoloLens2 (画像引用:https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens/hardware)

HoloLens2は、先代のHoloLensからスペックが大幅に改善され、さらに産業向けにフォーカスしたデバイスになりました。
HoloLensからの主な改善点は、視野角・解像度がそれぞれ2倍になり、視覚体験が大幅に改善されたことや、5本指の追跡・アイトラッキングの実現などによる操作性が向上したこと、Azureとの連携により開発環境が整備されたこと、本体の軽量化・装着部分の改善による使用感が向上したことが挙げられます。

HoloLens2
開発製造 Microsoft
無線LAN Wi-Fi: Wi-Fi 5 (802.11ac 2×2)
Bluetooth  Bluetooth 5
接続(電源) USB Type-C
CPU QualcommのSnapdragon 850 を使ったARMベースのアーキテクチャ
GPU
メモリ 4GB LPDDR4x システム DRAM
ストレージ  64-GB UFS 2.1
OS Windows Holographic Operating System
Microsoft Edge
Dynamics 365 Remote Assist
Dynamics 365 Guides
バッテリー  2~3時間の連続使用可能
視野角 80度
水平方向:43度
垂直方向:29度
対角方向:52度
解像度  視野角1度あたり47ピクセル
2K
重量  566g
付属品  ヘッドセットのみ
価格  3500ドル(38万3,800円)
Microsoft Dynamics Guideとの組み合わせで月額125ドル
発売日  2019年2月に発表

丸い見た目が特徴的!「Magic Leap One」

Magic Leap One (画像引用:https://www.moguravr.com/magic-leap-one-ue4/)

Magic Leap Oneは、メガネ型のヘッドセット(Lightwear)とプロセッサとバッテリーを内蔵したユニット(Lightpack)、スティック型コントローラー の3つから構成されたMRグラスです。Magic Leap One発売時に課題として挙げられていた「メガネをかけたまま装着できない」という点は、 視力が低い人向けに度付きレンズに交換できるようになり改善されました。現在はアメリカなど数カ国で販売しているだけでまだ日本では購入できませんが、Magic Leap社は2019年4月にNTTドコモと 資本・業務提携しているため、日本での発売も近いかもしれません。

Magic Leap One
開発製造  Magic Leap
無線LAN  WiFi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth  Bluetooth 4.2
接続(電源) USB Type-C
CPU  NVIDIA Parker SOC; 2 Denver 2.0 64-bit cores + 4 ARM Cortex A57 64-bit cores
GPU  NVIDIA Pascal、256 CUDA cores; Graphic APIs: OpenGL 4.5、Vulkan、OpenGL ES 3.3+
メモリ 8GB
ストレージ 128GB
OS Lumin OS
バッテリー 本体:最大3時間の連続使用可能
コントローラ:7.5時間稼働
視野角 水平方向:40度
垂直方向:30度
対角方向:50度
解像度  1280 x 960
重量 Lightwear:325g
Lightpack:415g
付属品 Lightwear(ヘッドセット)
Lightpack(プロセッサとバッテリーを内蔵したユニット)
スティック型コントローラー
価格 2,299ドル(約25万円)
発売日 2018年8月に発売
(アメリカなど数カ国で販売されているが、 日本への一般販売は行われていない)

小さくて軽い!「Nreal Light(エンリアルライト)」

Nreal Light (画像引用:https://tech.mercari.com/entry/2019/06/11/100000)

Nreal Lightは、Magic Leap Oneと同様、本体にバッテリーやCPU、GPUが入っているわけではなく、スマートフォンと接続して利用するデバイスです。Magic Leap Oneと比べて外付けのユニットが非常に小型で軽量になっており、見た目もメガネに近いです。Nreal Lightは2台のSLAM用カメラと1台のRGBカメラを搭載しており、今後はハンドトラッキングにも対応する予定とのことです。Nreal社はKDDIとのパートナーシップを締結しており、メルカリとの実証実験が始まっています。

Nreal Light
開発製造  中国のスタートアップNreal社
無線LAN  ー
Bluetooth  ー
接続(電源)  USB Type-C
CPU Snapdragon 855
(専用のコンピューティングユニットに搭載されている)
GPU  ー
メモリ  ー
ストレージ  ー
OS Android
(専用のコンピューティングユニットに搭載されている)
バッテリー 2~3時間の連続使用
視野角  52度
解像度  1920 × 1080 px(非公表数値)
重量 88g
付属品 「NrealLight Developer Kit」の場合
→本体 、コントローラー 、外付けユニット
価格  本体のみ:449ドル
開発者向け(NrealLight Developer Kit):1,199ドル(約13万円)
発売日  一般向け:2020年初旬
開発者向け:2019年9月

見た目はメガネそのもの!「GLOW」

GLOW

(画像引用:https://www.rakunew.com/items/82745)

GLOWは香港MAD Gaze社製のARグラスです。対角視野角の違いにより、GLOW PlusとGLOWの2つのバージョンがあります。GLOW Plusの視野角は53度で、GLOWの視野角はGLOW Plusと比べて少し狭い45度です。また、様々なカラー展開をしており、ポップな印象があります。開発元のMad Gazeは、以前の社名はDragon Creativeであり、ARヘッドセット「MAD Gaze Vader」でクラウドファンディングを行い、約1,400万円を集めています。まだ詳しいスペックは公開されていませんが、今後の展開に注目です。

GLOW
開発製造  香港のスタートアップMAD Gaze
無線LAN  ー
Bluetooth
接続(電源)  USB Type-C
CPU  ー
GPU  ー
メモリ  ー
ストレージ
OS  ー
バッテリー  最大5時間の連続使用可能
視野角  53度
解像度  ー
重量 75g
付属品  ー
価格  36,800円-49,800円
発売日  GLOW出荷開始予定:2019年11月
GLOW Plus出荷開始予定:2020年2月

HoloLensの競合登場か!?「ThinkReality A6」

ThinkReality A6 (画像引用:https://www.moguravr.com/thinkreality-a6/)

ThinkReality A6は、レノボ初となるレノボ初となる法人向けのARデバイスです。主に作業員向けのARグラスとして開発されており、レノボはThinkReality A6グラスを活用することで「作業効率の向上やミスの減少、複数の作業チームの円滑な連携などが実現できる」と説明しています。

ThinkReality A6
開発製造  レノボ
無線LAN
Bluetooth  ー
接続(電源) USB Type-C
CPU  Snapdragon 845
GPU  インテルのMovidiusプロセッサ
メモリ  ー
ストレージ  ー
OS  Android
バッテリー  最大4時間の連続使用可能
6800mAhのバッテリーを搭載
視野角  40度
解像度  1080p(16:9)
重量  380g
付属品  ー
価格  ー
発売日  ー

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?

現在、日本で手に入れることができるデバイスは限られていますが、今後新たなデバイスもどんどん発売されると考えられます。AR/MRグラスは決して安いものではないため、高スペックだが価格が高いものか、スペックは劣るが安く導入できるものか、必要な機能や導入する台数などを検討した上で購入することをおすすめします。

また弊社ではAR/MRグラスを使用した開発も行なっています。製造業の方や導入を考えている方は無料でヒアリングからお見積もりの作成まで行なっているため、お気軽にご相談ください!

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