2019年9月25日、Facebookは一体型のVRヘッドセットOculus Questのアップデートを発表しました。
この記事ではOculus Questの特徴や、アップデートの内容についてまとめたいと思います。
Oculus Questとは
「Oculus Quest」は、Facebook傘下のOculus社が2019年5月に発表した、新しいオールインワン型のVRヘッドセットです。
PCやケーブル、外部センサーを設置せずに、ヘッドセットとコントローラーだけで場所を選ばずVRコンテンツを楽しむことができます。また、立った状態でも座った状態でもプレイが可能です。
Oculus社はこれまでにも「Oculus Go」や「Oculus Rift」といったVRゴーグルを発表しています。
今回の記事の主役である「Oculus Quest」は、オールインワン型で安価だができることが限られる「Oculus Go」と、PC接続が必要でありコストや手間はかかるが高品質な「Oculus Rift」の中間として位置付けられています。
アップデートの内容とは
そんなOculus Questが登場して約4ヶ月ほどで今回のアップデートが発表されました。
そのアップデートの内容について、それぞれ説明していきます。
Oculus Linkについて
前述した通り、Oculus QuestはスマートフォンやハイエンドPCなどが必要なく、単体でVRコンテンツを楽しめるというのが特徴です。しかし、その一方でPC向けのハイエンドなコンテンツは楽しめないという難点がありました。
そこで、Oculus Linkが発表されました。これは、Oculus QuestとハイエンドPCをUSB-Cケーブルで接続することで、PC向けVRヘッドセットである「Oculus Rift」や「Oculus Rift S」用のゲームもOculus Questで遊べるようにする機能です。Oculus Riftに対応しているコンテンツはOculus Questと比較して圧倒的に多いため、今まで以上に充実したコンテンツを利用することができます。
また、接続するUSB-Cケーブルは高品質なものが必要であるため、Oculus社は機能の実装とともにOculus Link用の特別なケーブルを販売する予定としています。
パススルー+について
Oculus Questには、ヘッドセットを装着したまま現実の周囲の環境を見ることができる「パススルー」機能が搭載されています。主に安全のために周囲を確認するための機能ですが、かなり歪みがあるものでした。
このパススルー機能を強化し、パススルー+にアップデートすることを発表しました。これにより歪みが軽減することが期待されます。
ハンドトラッキングについて
現在、Oculus Questの操作にはコントローラーを使用していますが、コントローラーを使用せずに手指の動きを再現できるハンドトラッキング機能が2010年初旬に実装予定とのことです。
また、このハンドトラッキング機能がバッテリー消費に大きな影響を与えないと言われており、機能実装後も今までとほぼ変わらないプレイ時間を確保できます。
まとめ
様々なVRゴーグルがある中でも、安価で簡単に使用できるOculus Quest。
徐々に機能がアップグレードされ、より使いやすいものになっていくことが期待されます。
VRの非現実世界に没頭するのも、今までにはない新しい体験ができて面白いのではないでしょうか。
▼VRの概要や活用例などについてはこちらの記事をご参照ください。
VRとは〜概要・必要な開発スキル・活用例〜
【総称XR】VR・AR・MRの違いとは?
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参考記事
Oculus Questにハンドトラッキング、PC接続など新発表まとめ
Oculus Quest、今後はどうなる? 期待の新要素まとめ
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