名古屋ものづくりワールド2016 レポートStratasys編 Part2

名古屋ものづくりワールド2016 レポートStratasys編 Part2

2016年4月19日(水)〜21日(金)まで行われた、名古屋ものづくりワールド2016。

名古屋で開催されるのは初めてで、「第1回 名古屋 設計・製造設計ソリューション展」と「第1回 名古屋 機械要素技術展」の2つのイベントが開催されました。

(6月に東京で開催される同イベントはこちら http://www.japan-mfg.jp/

会場案内図

その中で、3Dプリンターと3DCADに関するブースを見学したので、ご報告いたします。

3Dプリンターを活用した新たな製造技術

前回に引き続き、あらゆる製造過程で使用される「型」について、新しい取り組みをされている企業をレポートします。

名古屋ものづくりワールド2016 レポートStratasys編 Part1はこちら

株式会社キャステム

株式会社キャステムさんでは、樹脂型による鋳造(ロストワックス製法とダイレクトキャスト)について展示されていました。

ロストワックス製法とは、ジュエリー製作にも使われているような、精密な部品を製造できる製法です。

ロストワックス製法 樹脂型

ロストワックス製法 成形品

この製法にも前回同様、樹脂型が使われています。デジタルモールドと呼ばれるこの樹脂型を使用することで、手軽に型を作成することができるようになりました。

まず最初にマスターとなる原型を作るために、本来であれば金型を使って作成するのですが、それを樹脂型で行います。

この方法で重要なポイントは、樹脂型からマスターが剥がれやすいかどうか(離型性)です。あまりに積層痕の強い樹脂型と使うと、マスターが剥がれにくくなってしまったり、線が細すぎるとうまく剥がれません。アルミやスズなど材料によっても剥がれやすさが変わります。

金属を溶かすほどの温度に樹脂型が耐えられるのか疑問でしたが、この樹脂型は光で固まる樹脂(光硬化樹脂)ですので、特性の違いによって製造がうまくいくとのことでした。素材の特性をうまく利用して新たな製造方法を見出すところに、驚くと同時に新たな可能性を感じました。

現在では、ショット数(製造数)が従来品に比べると少なくなってしまうようですが、金属を混ぜた樹脂型(ハイブリットモールド)に挑戦中ということで、今後が楽しみです。

ダイレクトキャスト

次にダイレクトキャストをご紹介します。

この手法は近頃、ハイクオリティなフィギュアなどでも使われるようになってきました。もともと、第二工程でロウ(ワックス)を使って成形品と同じ形状を再現する必要があるので、その前工程を省略して、ダイレクトに3Dプリンターで作ってしまおうというものです。

3Dプリンターを使った 一般的なキャスト製法

キャステムのダイレクトキャスト

これによって、金型を作る手間と工程の省略が可能となります。3Dプリンターで直接整形するわけではないので、素材も自由に選ぶことができます。

このように、従来の製造方法に3Dプリンターの付加製造技術を掛け合わせると(3Dプリンターの技術も古くからありますが…)、今までとは違う製造業の形が見えてきます。こういった当たらな取り組みにより、日本の製造業が世界に負けない技術を持って戦えるのではないかと思います。担当の長瀬さんが言われていたことで印象的だったのは、世界中に日本の工場があり、ものづくりをする人材が日本人ではなくなっている中で、ジャパンクオリティーというのは作る場所や人種ではなく、ものづくりを行う上で妥協のないハイクオリティな製品を作るという「意思」ではないかという言葉でした。

IRONCAFe

キャステムさんの取り組みで面白いものがあったのでご紹介します。

鉄をテーマにしたカフェです。詳細はあまり伺ってませんが、とにかく鉄だらけのカフェのようです。製造業の方は、なんだか行ってみたいという気持ちになってしまうのではないでしょうか?

次回は、「有限会社スワニー」さんをご紹介します。

 

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『名古屋の3D × IT企業 株式会社RAKUDO』
●AIと人のつながりを作るプラットフォーム「AI interface」
●3Dプリンターや3DCAD設計 ●AI、アプリ(Web, iOS, Android)開発
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